第5回セル看護推進研究会<2023年10月20日・21日>

第5回 セル看護推進研究会を終えて

セル看護推進研究会 会長 須藤 久美子

10月20日・21日に第5回セル看護推進研究会を飯塚の地で開催しました。
現地開催にも関わらず全国から多くの方々にご参集いただきましたことに深く感謝し、お礼を申し上げます。

同時にセル看護提供方式®が全国に広がりつつあることを実感した第5回の研究会でした。
また、予定より多くのご参加があり、院内でリモート会場を設けましたがここでの質疑の音声が悪く、ご不快とご不便をおかけした事をお詫びいたします。

20日は短い時間でしたが多くのご参加をいただきました。
一般病棟以外でもセル看護が導入できる事の証明として、回復期病棟・救急病床・外来での取り組みと成果をお伝え出来たと思っています。

発表後には多くの参加者の方々が発言者に質問や自院での困りごと、お悩み相談会が始まり、ディスカッションの輪が広がっていきました。
ご参加いただきました皆様方にとりましても、この発表後の時間が貴重な機会になったように感じました。


21日には、特別講演として、早稲田大学理工学術院教授の棟近雅彦先生より「セル看護提供方式®はなぜ質改善に有効か」というタイトルでご講演いただき、プロセス指向やシステムで質を保証するなど看護界では中々出会わない表現に戸惑いながらも、セル看護の神髄をお話いただいたようで感動しました。

昨年度、医療界では初となるデミング賞を受賞した飯塚病院のスタッフからも「今回の講演を聞いてやっと理解できた気がする」という声も聞かれるほどでした。


シンポジウムでは、「セル看護提供方式®の価値の創造」というテーマでシンポジストの皆さまのご発言は聞きごたえのある内容だったと思いました。
また、演題発表では、多くの病院からセル看護導入に至った経緯やご苦労・成果等の発表があり、非常に興味深く共有することができました。

また、今回は演題発表以外にもポスターセッションを設け、熱気あふれる質疑応答が展開されていました。


看護職を限りある資源と捉えてシステムで質を保証していくという事にチャレンジしていかなければ、「やりたい看護」には届かないという事を改めて感じた研究会でした。
皆さまのおかげを持ちまして盛会裏に終える事ができたと自負しています。

最後になりますが、今年の11月には、「セル看護推進研究会 第1回北陸地方会」が小松市民病院で開催されました。

心よりお喜び申し上げるとともに、皆様方の施設でも「やりたい看護」の実現のためにセル看護提供方式®を導入していただく事を切に願っています。

目次

第5回 セル看護推進研究会 参加人数 230名

第5回セル看護推進研究会(2023年10月20日~21日 開催) プログラム
実施日2023年10月20日(金) 16時~17時30分
2023年10月21日(土) 10時~16時30分
開催形式現地開催
主会場飯塚病院 教育研修棟6階 百年ホール
飯塚病院 エネルギーセンター6階 大会議室
所在地福岡県飯塚市芳雄町3番83号
開催内容10月20日(金)16:00~17:30
講演 須藤 久美子氏 セル看護推進研究会会長
「セル看護提供方式®とは」
発表 頴田病院/飯塚病院

10月21日(土)10:00~16:30
基調講演 須藤 久美子氏 セル看護推進研究会会長
「セル看護提供方式®のさらなる価値の創造」

特別講演 棟近 雅彦氏 早稲田大学 理工学術院 教授(工学博士)
「セル看護提供方式®はなぜ質向上に有効か」

シンポジウム テーマ「セル看護の価値の創造」

演題発表Ⅰ群《口演》3演題
演題発表Ⅱ群《口演》4演題
演題発表《ポスター》

プログラム(PDF)

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