セル看護提供方式®とは
About cell nursing delivery system
ナースの「動線」に着目し、改善手法を用い動線のムダを省き、
「患者のそばで仕事が出来る=患者に関心を寄せる」を実現する看護サービス提供システムです。
飯塚病院が開発し、2013年から導入した看護提供方式です。
これまでは、患者さんのケアが終了すると、患者さんのそばを離れ、スタッフステーションに戻って看護記録や情報交換のカンファレンス、ケアに必要な物品の準備などを行っていました。
現在はセル看護提供方式®を導入し、看護に必要な物品を積み込んだカートを活用しながら、できるだけ患者さんのそばを離れることなくケアが行えるようになりました。
セル看護提供方式®を導入してから、看護の質が上がり、患者さんだけでなく、働く看護師にも多くのメリットが得られています。
セル看護提供方式®開発者
須藤久美子
Kumiko Sudou
飯塚病院看護部 特任顧問
セル看護推進研究会会長
株式会社麻生 医療事業開発部 シニアアドバイザー
(2024年現在)
2009年 バージニアメイソン メディカルセンター(VMMC) 見学
2010年 セル看護提供方式に向け、試行病棟を決めて準備を開始
2013年 全病棟へ展開
*2008年より看護部長
2011年~2016年 看護部長兼看護担当副院長
セル看護提供方式®によるメリット
Advantages of cell nursing deliver system
患者さんのそばに看護師がいることで、病状の変化にいち早く気付くことができ、早期のケア介入につながっています。
看護師が部屋にいることでナースコールを押さなくても意思疎通ができるようになりました。
飯塚病院看護部が考える「まごころ」
飯塚病院は、「日本一のまごころ病院」を目指しています。
ひとくちに「まごころ」と言っても、さまざまな考え方・捉え方がありますが、私たち看護部のまごころとは「一人一人が大切にしてもらったと感じていただくこと」と定義付けし、飯塚病院の全看護師がその共通認識を持ち、患者さんに関心を寄せた看護を提供しようと、日々奮闘しています。
参考資料
Reference materials
セル看護提供方式®の導入を検討される場合、以下の資料をご参照ください。
日勤タイムスケジュール
【リーダー及び担当看護師業務】
日勤タイムスケジュール
【師長業務】
情報収集マニュアル
補完マニュアル